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全文掲載「メアリと魔女の花」製作発表会見 :

西村プロデューサー:
2017年はアニメーション100年の節目の年と聞きました。実は「スタジオポノック」という社名はクロアチア語から取ったんです。「深夜0時、1日が始まってゼロになって、また新しい1日が始まる」という意味を込めたんですが、ゼロに戻ってなんて、おこがましいことだったなと、今は思っています。100年の間に、あらゆるクリエイター、アニメーターだけではなく、背景美術の人や(アニメに)色を付けた人、スタジオジブリだけではなく、もちろん、いろんなスタジオがあって、クリエイターが頑張ってきた。ここにきて、アニメーションの盛り上がりはニュースで聞いています。 片渕須直さん、新海誠さん、細田守さんもいらっしゃるし、来年には神山健治さんの作品も公開されます。いろんな優れた才能がいて、アニメーションという文化のすそ野は広がっていきます。一人一人の1作、1作がバトンとなり、積み木を積み上げていく中で、そこにあぐらをかかずに、すっくと立って作品を作っていかないといけない。僕らの仲間が片渕さんの作品にも新海さんの作品にも参加されていて、今、僕らの作品のために集まってくださっています。アニメーション業界、そこで作っている仲間はみんな友達です。ただ、僕らがジブリで過ごした年月、一種の純粋培養で育ってきて、その流れ、高畑監督、宮崎監督、鈴木プロデューサーというジブリの三人の血が、麻呂さんにも僕にも、ポノックのクリエイターにも受け継がれていると思っています。米林監督がジブリ生活約20年で、宮崎監督、高畑監督、鈴木プロデューサーと一緒に作り、学び、培ってきた全てをこの1本に注ぎ込んでもらいたい。いろんな方が作っていますが、今回、米林宏昌監督が作る作品は彼のスタジオジブリ人生のすべてを注ぎ込む作品になると思っていますのでぜひ期待してもらえればと思います。

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