【月刊ジブリパーク】どんどこ森エリア「サツキとメイの家だけでなく、ついでに裏山にも登ってみようかという気持ちに」

どんどこ森エリア「サツキとメイの家だけでなく、ついでに裏山にも登ってみようかという気持ちにしてあげなきゃいけないかな」

ジブリパークの構想を宮崎吾朗監督(53)に聞くインタビューの四回目は「どんどこ森エリア」について。二〇〇五年の愛・地球博(愛知万博)に合わせて建てられた「サツキとメイの家」を中心に、豊かな自然を生かした「となりのトトロ」の田園景観が楽しめそうです。 (聞き手・古谷祥子、花井康子)

エリアのネーミングは愛知県の担当者から「何か名前を付けてほしい」と言われて、困ったなと。キャラクターの名前とか、作品タイトルをそのまま付けるのはやめたいと思いました。スタッフといろいろ話しているうちに、サツキとメイがトトロと一緒に踊る「どんどこ踊り」が出てきたんです。
 サツキとメイの家だけぽつんとあったエリアを、裏山を含めてもう少し広がりを持った形にしてあげようということです。樹林地の中には希少な植物もあるし、すぐ近くにある湿地は守るべき対象なので、そういうものには影響が出ないようにしながら、サツキとメイの家だけでなく、「ついでに裏山にも登ってみようか」という気持ちにしてあげなきゃいけないかなと思います。

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