細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の特報がYouTubeで公開!
最新ビジュアルとストーリー、細田守監督のコメントも解禁!
4月2日予告1、特報1も公開されました。
「この『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。
アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、いままで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画をいままでにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。
去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識とともに大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。いままでの常識に捕らわれずどんどん変化している時代のなかで、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。
その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのがいまの時代なのかなとも思っています。
圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、
それを今作で楽しんでいただければと思います」
幼い頃に事故で母親を亡くし、心に傷を抱えて生きるすず。彼女は母と一緒に歌うことが何よりも好きだったが、その死を境に歌うことができなくなっていた。父親にも心を閉ざし、曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、すずは“もうひとつの現実“と呼ばれるUと出会う。「ベル」という名のアバターで参加した彼女も、Uでなら自然と歌うことができた。もう1人の自分となり、心に秘めてきた歌を披露することで世界中から注目を集めるすず。そんな彼女の前に、Uの世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れる。
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