ジブリ公式サイトの野中くん発ジブリだより2018年1月号で宮崎駿監督の新作長編『君たちはどう生きるか』について言及されています。
映画の内容はオリジナルで、”冒険活劇ファンタジー”となるそうです!
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
今年もスタジオジブリでは会社で作る年賀状の絵を宮崎駿監督が描いていて、例年通り干支の動物(当然今年は犬です)が描いてあります。三鷹の森ジブリ美術館の年賀状もこれまたいつも通り宮崎吾朗監督が描いているのですが、なんだか今年は両者がやや似ていて面白いですね。どちらもそれぞれのホームページに上がっているので、ぜひ見てみて下さい。なお、美術館の方の絵に登場している人物は内容からして新館長の安西香月さんをイメージしているのではないかと私は勝手に想像しているのですが、はたして。
さて、スタジオでは現在、昨年から引き続き、宮崎駿監督の新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中です。タイトルは吉野源三郎著のあの名作からもらって来ていますがあの本は原作ではなく、映画の内容はオリジナルであり、鈴木敏夫プロデューサーの書いた文章から引用すると”冒険活劇ファンタジー”となります。また、もう1本、宮崎吾朗監督の新作長編も並行して制作中で、こちらはCG作品です。映像以外の分野でも継続して色んな事業を行っていますが、愛知県でのジブリパーク(仮称)の事業も今年から具体的に動き出すべく準備中です。
一方、ジブリ美術館ですが、オリジナル短編アニメーションの新作「毛虫のボロ」が3月21日(水)から遂に上映開始です。短編ではありますが、本作は「風立ちぬ」以来約5年ぶりの宮崎駿監督の新作であり、一昨年秋に放送されたNHKの番組で採り上げられたりしたので、多くの方から期待の声を頂いておりました。3月分チケットは2月10日からの発売ですので、ご覧になりたい方はもう少しだけお待ち下さい。(三鷹の森ジブリ美術館は予約制です)
最後に展覧会と映画の情報を。現在、大阪市のあべのハルカス美術館では「ジブリの立体建造物展」を、福井市の福井県立美術館では「スタジオジブリ・レイアウト展」をそれぞれ開催中です。また、1月13日(土)より、中国のCGアニメーション映画の大ヒット作「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」(監督:田暁鵬)が公開されますが、日本語吹替制作監修を宮崎吾朗監督が担当しています。いずれもぜひどうぞ。
というわけで、改めまして、本年もスタジオジブリとジブリ美術館を宜しくお願い申し上げます。