児童文学作家の柏葉幸子氏による小説を劇場アニメ化する「岬のマヨイガ」の公開日が8月27日に決定しました。さらに、主人公のユイ役を芦田愛菜が演じることが発表されました。
本作の原作は、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説「霧のむこうのふしぎな町」など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家、柏葉幸子の同名小説「岬のマヨイガ」。岩手県出身、盛岡市在住の柏葉氏が東日本大震災をモチーフに描いた日常ファンタジー。遠野物語を彷彿とさせる東北の民話を交えながら、震災で居場所を失った 17歳の少女ユイが海の見える古民家“マヨイガ”で新しい家族と共同生活を送る姿が描かれます。
舞台である岩手県の県知事・達増拓也が、「小鎚川の河童」役で出演。岩手県を流れる様々な川を名前に持つ河童たちが作品に登場する中で、そのうちのひとりを演じることで今回が声優初挑戦となる。
𓏸𓈒 𓂃 #芦田愛菜 コメント映像 𓂃𓈒𓏸
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主人公・ユイ役の芦田愛菜さんから
コメント映像が到着🌼アニメ映画『#岬のマヨイガ』8月27日(金)公開🍀
心が優しく包み込まれる、
ノスタルジック・ファンタジーがいま始まる。🏠公式サイトhttps://t.co/uVh8NfZTD3 pic.twitter.com/aifrQ4TpMD
— アニメ映画『岬のマヨイガ』【公式】 (@misakinomayoiga) May 4, 2021
柏葉幸子 コメント
東日本大震災から十年がたとうとしています。
あの恐ろしさ、悲しさ、辛さを、被災されたみなさんには、はやく忘れて欲しいと願い、
忘れてはいけないと自分に言い聞かせるという日々だったと思います。
被災地といえば三陸でしたのに、この十年の間に、日本中に被災地と呼ばれる地があり、今はコロナ禍です。
心の中に明るい思いが欲しいです。
遠野物語のマヨイガは、山で道に迷った人をマヨイガが幸せにするというお話です。
本家のマヨイガのように、「岬のマヨイガ」も、出会った人を幸せにしてくれるはずです。
明るい幸せな思いで心が満たされる。そんな素敵なアニメーション映画にしてくださると確信し、感謝しております。
狐崎のマヨイガに会いに行ってください。
ストーリー
ある事情で家を出てきた17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひより。居場所を失った二人は、ふしぎなおばあちゃん・キワさんと出会い、海を見下ろす岬に建つふしぎな古民家“マヨイガ”に住むことに。なりゆきでキワさんに着いて来てしまった二人だったが、訪れた人をもてなす伝説の家“マヨイガ”、そしてキワさんの温もりに触れ、それぞれ傷ついた心は次第に解きほぐされていく。
そんなある日、キワさんを訪ねて“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちがやって来て――